本人確認や届出の対象になる基準額を下回るよう、取引を意図的に小口へ分けて行う手口。複数の協力者を使って行われる場合は「スマーフィング」とも呼ばれる。犯収法や施行令・施行規則にこの言葉自体を定義した条文があるわけではなく、疑わしい取引の参考事例などで典型的な手口として取り上げられている実務上の呼び方。
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何をする手口か基準額を下回るよう小口化
本人確認や届出の基準となる金額をわずかに下回る額に、取引を分割して行う。
協力者を使う場合スマーフィング
複数の人物・口座を使って分割を行う場合は、スマーフィングとも呼ばれる。
どう見つけるか反復するパターンとして検知
同一人物・関連先による基準額直下の取引の繰り返しは、取引モニタリングの代表的な検知対象になる。
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混同しやすい語との違い
| 取引モニタリング | 取引モニタリングはストラクチャリングを含む不自然な取引を検知する仕組み。ストラクチャリングは、その検知対象になる手口そのものを指す言葉。 |
|---|---|
| マネー・ローンダリングの3段階 | ストラクチャリングは、資金の出所を分かりにくくするレイヤリングの段階で使われることが多い手口の一つ。3段階モデル全体を指す言葉ではない。 |
| 取引時確認 | 取引時確認は基準額に関わらず特定取引で行う確認義務。ストラクチャリングは、その基準額を意図的にすり抜けようとする行為で、視点が異なる。 |
実務ではここで迷う
1件ごとの取引額だけを見ていると、複数回に分けられた合計額の不自然さを見落としやすいという難しさがあります。基準額のわずか下という水準をどこまで機械的にアラート対象にするかは、誤検知の増加とのバランスが問われる論点です。
取引モニタリング入門を読む(noteの記事)→ →FAQ
よくある質問
スマーフィングとは何が違いますか?
スマーフィングは複数の協力者を使って分割を行う場合の呼び方で、ストラクチャリングという手口の一種として位置づけられる。複数人が関与する分、組織的な資金洗浄の兆候として重く見られやすい。
どうやって見つかるのですか?
同一人物や関連する先による、基準額のわずか下という取引の繰り返しとして、取引モニタリングの仕組みで検知される。実務上の呼び方であるため、社内規程等で用語の定義をそろえておくとよい。
犯収法に定義された言葉ですか?
この言葉自体を定義した条文があるわけではなく、疑わしい取引の参考事例で典型的な手口として取り上げられている呼び方になる。
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この用語ページは意味と位置づけをつかむための辞書です。実務の手順・判断のしかたはnoteの記事で扱っています。