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REFERENCE CASES FOR SUSPICIOUS TRANSACTIONS
疑わしい取引の参考事例Reference Cases for Suspicious Transactions
監督当局が業種ごとに公表する、疑わしい取引の届出の判断に役立つ類型例のこと。実際に見られた取引の特徴を整理したもので、疑わしさを判断するときの物差しの一つとして使う。参考事例に形式的に当てはまるからといって自動的に届け出るものではなく、当てはまらないからといって除外してよいわけでもない。取引時確認の結果や自社のリスク評価とあわせて個別に判断する材料の一つという位置づけ。
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何のための資料か疑わしさを判断する物差し
実際に見られた取引の特徴を業種ごとに整理し、疑わしいかどうかを判断する際の参考にする資料。
公表元業種ごとの監督当局
金融機関向け・士業向けなど、業種ごとに所管の監督当局が公表している。
使い方の注意機械的な当てはめは不適切
形式的に該当する・しないだけで届出の要否を決めず、取引時確認の結果や自社のリスク評価とあわせて個別に判断する。
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混同しやすい語との違い
| STR(疑わしい取引の届出) | 参考事例は判断を助ける『資料』。STRは、判断した結果を行政庁へ『届け出る』義務そのもので、位置づけが異なる。 |
|---|---|
| レッドフラグ | レッドフラグは個々の取引に現れる警戒の兆候。参考事例は、そうした兆候を含む取引の類型をまとめた、より大きな単位の資料。 |
| タイポロジー(手口類型) | タイポロジーは国際機関等が示す手口の類型全般。参考事例は、日本の監督当局が業種に即して示す、より実務に近い類型例。 |
実務ではここで迷う
参考事例に載っている取引と似ているというだけで届け出るべきか、逆に載っていないから届け出なくてよいのかは、現場でよく迷う判断です。事例は限られた典型例にすぎず、自社の商品や顧客層に特有の疑わしい兆候まではカバーしていないことが多いのが実務上の悩みどころです。
疑わしい取引の判断基準を読む(noteの記事)→ →FAQ
よくある質問
誰が参考事例を公表していますか?
金融機関向け、士業向けなど、業種ごとに所管している監督当局が、それぞれの実情に即して公表している。業種横断で共有される事例ではなく、それぞれの実情に即した内容になる。自社の業種に対応する事例集を把握できているかが、まず確認すべき点になる。
事例に当てはまれば必ず届け出ますか?
形式的に当てはまるというだけで届出の要否を決めるのではなく、取引時確認の結果や自社のリスク評価とあわせて判断する。機械的な当てはめだけに頼ると、本質的な判断力が育たないという指摘もある。
当てはまらなければ安全と言えますか?
そうとは限らない。事例はあくまで限られた典型例にすぎず、自社に特有の疑わしい兆候まではカバーしていないことが多いとされる。
関連する用語・ツール
この用語ページは意味と位置づけをつかむための辞書です。実務の手順・判断のしかたはnoteの記事で扱っています。