注意: 本ツールは参考情報です。最終判断はご担当者様ご自身で行ってください。 法的アドバイスを提供するものではありません。

NAME MATCHING

名寄せName Matching

同一人物・同一法人に関する情報を、表記の違いを踏まえて突き合わせ、一つの主体として扱えるように整理すること。制裁対象者リストや反社リストとの照合の精度を左右する。犯収法に「名寄せ」という言葉の定義があるわけではなく、金融庁のガイドラインがデータ管理やフィルタリングの有効性の文脈で求めている実務上の取り組み。

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何をそろえるか旧姓・別名・表記の揺れ

氏名の表記の揺れ、旧姓、別名、法人の商号変更などを踏まえて同一性を判断する。

何のために行うか照合の見逃し・誤検知を防ぐ

名寄せの精度が低いと、制裁対象者リストや反社リストとの照合で見逃しや誤検知が増える。

どこで使うか本人確認・スクリーニングの基礎

本人確認の記録を検索する場面や、制裁スクリーニング・反社チェックの前提として使われる。

図解で見る

氏名の表記の揺れ旧姓別名同一の主体として整理(名寄せ)
表記の揺れがある複数の情報を突き合わせ、一つの主体として整理する図。

混同しやすい語との違い

制裁スクリーニング制裁スクリーニングは名寄せされた情報をリストと照合する作業。名寄せは、その照合の精度を支える手前の整理作業にあたる。
ファジーマッチングファジーマッチングは表記の揺れを許容して近似で照合する技術的な方式。名寄せは、その技術も使いながら同一性を判断する実務全体を指す、より広い言葉。
本人確認書類の確認本人確認書類の確認は取引開始時点の1回の確認。名寄せは、複数の記録・複数のタイミングにまたがる情報を突き合わせる作業で、対象にする時間軸が異なる。

実務ではここで迷う

旧姓や通称名、海外の氏名の翻字違いをどこまで同一人物として吸収するかは、緩めれば誤検知が増え締めれば見逃しが増えるという綱引きがあり、実務で悩ましいところです。複数のシステムに情報が分散していると、名寄せ自体の前提が崩れることもあります。

制裁スクリーニングの実務フローを読む(noteの記事)→ →

FAQ

よくある質問

名寄せは法令上の義務ですか?

犯収法自体に名寄せという言葉の定義はなく、金融庁のガイドラインが求める実務上の取り組みという位置づけになる。そのため各社が独自に工夫して精度を高めているのが実情になっている。

旧姓や別名も名寄せの対象になりますか?

対象になる。氏名の表記の揺れや旧姓、別名、法人の商号変更などまで踏まえて、同一人物・同一法人かどうかを判断する。逆に緩めすぎると、今度は誤検知が増えてしまうという綱引きがある。

名寄せの精度が低いとどうなりますか?

制裁対象者リストや反社リストとの照合で、本来検知すべき相手を見逃したり、逆に誤検知が増えたりする原因になる。逆に厳しくしすぎると、正常な取引まで止めてしまうことにもなる。

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この用語ページは意味と位置づけをつかむための辞書です。実務の手順・判断のしかたはnoteの記事で扱っています。