自社のAML/CFT対応を統括する責任者のこと。経営陣の関与のもとで、リスク評価から態勢整備、社内への周知までを主導する立場にある。金融庁のガイドラインは、経営陣がAML/CFTに関与し、統括する責任者を指定することを求めている。名称は会社によって異なることが多い。
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経営陣との関係経営陣の関与のもとで動く
AML/CFT対応は現場任せにせず、経営陣が関与したうえで統括責任者が実務を主導する。
担う役割リスク評価から態勢整備まで
自社のリスク評価、方針・手続の整備、研修の実施等、態勢全体の整合性を見る役割を担う。
3線防衛での位置第2線に立つことが多い
現場(第1線)を管理・牽制する第2線の中心的な立場に位置づけられることが多い。
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混同しやすい語との違い
| 3つの防衛線 | 3つの防衛線は組織全体の役割分担の枠組み。統括責任者は、その中の第2線に立つことが多い個別の役職を指す。 |
|---|---|
| 内部監査 | 内部監査は態勢の有効性を独立した立場で検証する第3線の役割。統括責任者は態勢を作り運用する側で、検証する側とは役割が分かれる。 |
| AMLプログラム | AMLプログラムは態勢そのもの(方針・手続・組織等の全体)。統括責任者は、そのプログラムを主導する『人』を指す言葉。 |
実務ではここで迷う
小規模な会社では、統括責任者が他の業務と兼任になりやすく、どこまで独立した立場を確保できるかが実務上の課題になります。経営陣の関与を『形だけ』にせず、実質的な報告・意思決定の場をどう設計するかも悩ましいところです。
AML担当者1年目に知っておきたいことを読む(noteの記事)→ →FAQ
よくある質問
統括責任者は誰が指定するのですか?
金融庁のガイドラインが、経営陣が関与したうえで統括責任者を指定することを求める形で位置づけている。指定していない、または名ばかりの体制だと監督上の指摘を受けやすい。指定した以上は、実質的な権限と情報へのアクセスを与えることも重要になる。
現場の担当者と兼任することはできますか?
小規模な会社では兼任になりやすい実情があり、その場合にどこまで独立した立場を確保できるかが実務上の課題になる。内部監査と混同されがちだが、両者の役割の違いを整理しておく必要がある。
内部監査と役割は同じですか?
同じではない。統括責任者は態勢を作って運用する側にあたり、内部監査は独立した立場からそれを検証する側にあたるという違いがある。
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