SHELL COMPANIES

実体のない法人(ペーパーカンパニー)の悪用Shell and Paper Companies

一言で

事業の実態がない、または不透明な法人。実体のない法人の設立や休眠法人の買収で口座を第三者が支配し、犯罪収益の隠匿・移転に使う例がある。ペーパーカンパニーは法令の用語ではない。危険度調査書は『実質的支配者が不透明な法人等』を、危険度の高い顧客属性の一つに挙げている。

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実体のない法人が悪用される形、登記に表れる特徴、確認の軸を3つに分けて示した図
悪用の形、登記に表れる特徴、確認の軸を3つに分けて示した図。

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悪用の形新設・買取り・名義貸し

新設して短期間で入出金に使う、既存法人を取得して名義だけ変えるなどの形がある。

登記の特徴変更の頻繁さや、事業目的の多さ

登記変更が頻繁、事業目的が多数で関連が低い、サービス業等へ変更されるなど。

確認の軸実質的支配者・事業の内容・実態

登記上の代表者と実際の管理者の違いに注意して確認する。

混同しやすい語との違い

シェルカンパニー・フロント企業

シェルカンパニーは事業実態のない法人、フロント企業は実体ある事業に違法収益を混ぜる会社。

シェルバンク

実体のない『銀行』に限った言い方で、国際基準に定義がある。ペーパーカンパニーは、法人一般を指す実務の呼び方。

実質的支配者

法人を最終的に支配している自然人。実体のない法人では、登記上の代表者と実質的支配者が異なる名義貸しが問題になる。

根拠

根拠を見る(出典)

条・項の番号は原文でご確認ください。

実務ではここで迷う

法人の口座開設では、会社の実在や事業の中身を、書類だけでなく取引の見込みとあわせて確かめる必要があります。短期間での入出金や頻繁な登記変更といった特徴を、どの段階でどう確認に結びつけるかが迷いどころです。

KYB実務ガイドを読む(noteの記事)→ →

FAQ

よくある質問

ペーパーカンパニーは法令用語ですか?

法令の用語ではなく、実務や調査書で使われる呼び方。危険度調査書は『実体のない又は実態の不透明な法人』という言い方で、悪用の実態を説明している。

どんな形で悪用されますか?

次のような形が挙げられています。実体のない法人の新設。第三者が所有する既存法人の取得。登記上の代表者と、実質的な管理者が異なる名義貸しなどです。正規に事業を営む法人が、依頼を受けて犯罪収益の送金や入金に協力する形もある。

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注意: 本ツールは参考情報です。最終判断はご担当者様ご自身で行ってください。法的アドバイスを提供するものではありません。

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