一言で
特定の顧客層や地域との取引を、リスクを個別に評価せず一律に断る対応。ガイドラインは、合理的な理由なく謝絶しないことを求めている。FATFも、リスク回避や顧客全体との取引関係の遮断は想定しておらず、リスクベース・アプローチの適用を求めている。リスク遮断は、個別の事情を踏まえて必要な場合に行う対応として区別される。
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FATFはリスクベース・アプローチを求め、顧客全体を断ち切ることは想定しない。
適切な顧客管理を実施できない顧客・取引は、謝絶を含むリスク遮断を検討する。
合理的な理由の有無は個別具体的に検討し、可能な限り情報を集めて判断する。
混同しやすい語との違い
履行拒絶は確認に応じない顧客への、犯収法が認める個別の対応。デリスキングは顧客層や地域を一律に断る別の問題。
受入方針は、どの顧客・取引を受け入れ、謝絶や制限をするかを定める。リスク遮断も方針と決裁権限に沿って判断する。
強化モニタリング対象の国・地域について、FATFは厳格な顧客管理措置の適用を求めず、顧客全体の遮断も想定しない。
根拠
実務ではここで迷う
リスクが高い顧客との取引をどの時点で断るべきかは悩みます。ガイドラインは、適切な顧客管理を実施できない場合にリスク遮断を検討するよう求めており、金融庁FAQは情報を可能な限り集めて総合的に検討し、過程と結果を保存することを示しています。
リスクベース・アプローチ(RBA)入門を読む(noteの記事)→ →FAQ
よくある質問
デリスキングとは何ですか?
リスクを個別に評価・管理せず、特定の顧客層や地域との取引を一律に断ったり打ち切ったりする対応。FATFは、リスク回避や顧客全体との取引関係の遮断を想定しておらず、リスクベース・アプローチを求めている。
リスク遮断はどんなときに検討しますか?
次の顧客・取引について、取引の謝絶を含むリスク遮断を検討します。必要な情報の提供を受けられないなど、自社が定める適切な顧客管理を実施できないと判断したものです。
AML対策を理由に断ってもよいですか?
金融庁ガイドラインは、AML対策の名目で合理的な理由なく謝絶等を行わないことを求めている。合理的な理由は、契約関係や顧客の事情を踏まえて個別に検討する。
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注意: 本ツールは参考情報です。最終判断はご担当者様ご自身で行ってください。法的アドバイスを提供するものではありません。
この用語ページは意味と位置づけをつかむための辞書です。実務の手順・判断のしかたはnoteの記事で扱っています。