CUSTOMER ACCEPTANCE POLICY

顧客受入方針(顧客の受入れに関する方針)Customer Acceptance Policy

一言で

リスクの特定・評価に基づき、リスクが高い顧客・取引と、その対応を判断できるようにする自社の受入れ方針。金融庁ガイドラインが【対応が求められる事項】としている。金融庁のFAQは、「顧客の受入れに関する方針」と題した文書の作成を機械的に求めるものではない、と説明している。求めているのは、受入方針と手続を明確に定めて規程化し、特に第1線の職員に周知徹底していること。

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リスクの特定評価から顧客受入方針の策定、周知、顧客管理の実施までの流れの図
リスクの特定・評価から顧客受入方針の策定、第1線への周知と顧客管理の実施までの流れを示す図。

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目的高リスクの顧客・取引を見分け、対応を決める

リスク評価に基づき、高リスクの顧客・取引と対応を明確に判断できるようにする。

勘案する情報職業・事業内容、経歴、資産・収入、資金源など

職業・経歴・資産・居住国・商品等を勘案するが、全項目の確認を求める趣旨ではない。

盛り込む内容謝絶や取引制限の決裁権限も

方針には高リスクへの対応、謝絶・取引制限時の決裁権限などを盛り込む。

混同しやすい語との違い

顧客リスク評価

顧客リスク評価は個々の顧客の格付け。顧客受入方針は、どう受け入れるかを定めるその前提の方針。

リスクの特定・評価

リスクの特定・評価は自社のリスクを洗い出す作業。顧客受入方針は、その結果を顧客対応の方針に落とし込んだもの。

取引の謝絶

謝絶や取引制限は方針に基づく対応の一部。リスク遮断は検討するが、合理的な理由のない謝絶はしないよう求められる。

根拠

根拠を見る(出典)

条・項の番号は原文でご確認ください。

実務ではここで迷う

受入方針を専用の文書として作るべきか、既存の規程に含めるべきかは、実務で迷います。FAQは、専用の文書の作成を機械的に求めるものではないとしています。重要なのは、方針と手続が明確に定められ、第1線の職員にまで周知されていることです。

リスク評価の実務(自社リスク評価シートの作り方)を読む(noteの記事)→ →

FAQ

よくある質問

「顧客受入方針」という名前の文書を作る必要がありますか?

金融庁のFAQは、その題名の文書の作成を機械的に求めるものではないとしている。受入方針と手続を明確に定めて規程化し、特に第1線の職員に周知徹底していることを求める趣旨。

方針にはどんな内容を盛り込みますか?

FAQは、次の内容を挙げています。リスクが高いと思われる顧客・取引と、顧客に求める対応を、明確に判断できる内容です。加えて、謝絶や取引制限をする場合の適切な決裁権限などです。

関連する用語・一覧・ツール

注意: 本ツールは参考情報です。最終判断はご担当者様ご自身で行ってください。法的アドバイスを提供するものではありません。

この用語ページは意味と位置づけをつかむための辞書です。実務の手順・判断のしかたはnoteの記事で扱っています。