COMPARE · CDD / SDD / EDD

CDD・SDD・EDDの違い

違いは「顧客を調べる深さ」です。リスクが低ければ簡素に、高ければ厳格に。金融庁ガイドラインの記述に沿って1枚の表にしました。

根拠金融庁 AMLガイドライン(顧客管理)/犯収法(厳格な顧客管理)最終更新運営者むくどり

COMPARE

CDD・SDD・EDD 比較表

観点CDD(顧客管理)SDD(簡素)EDD(厳格)
ひとこと顧客の情報と取引内容を調べ、リスク評価に照らして低減措置を決める流れ全体リスクが低い顧客に対して、調べる深さを軽くした管理リスクが高い顧客に対して、調べる深さを重くした管理
対象の顧客全ての顧客(全員に顧客リスク評価を行う)リスクが低いと自ら判断した顧客リスクが高いと自ら判断した顧客(外国PEPsや特定国等に係る取引を行う顧客を含む)
具体的にすることどんな人物・団体か、実質的支配者は誰か、取引の目的、資金の流れなど、基本的な情報を調べる取引モニタリングの敷居値を上げる/顧客情報の調査範囲・方法・更新頻度を軽くする資産・収入の状況、取引の目的、職業・地位、資金源などの追加情報を入手/取引の実施に上級管理職の承認を得る/取引モニタリングの強化や調査頻度の増加
注意点取引関係の開始時・継続時・終了時の各段階で、リスクの大きさに応じて行うリスクが低くても、国内外の法規制等を守ることは当然。少額・日常的な個人取引は、厳格な顧客管理を要しない例として国際機関が挙げている犯収法でも、なりすましの疑いがある取引や、イラン・北朝鮮に居住・所在する顧客との取引などは、通常より厳格な確認が必要。取引が200万円を超える財産の移転を伴うときは、資産及び収入の状況の確認も加わる

出典:金融庁ガイドライン(令和8年3月31日)、犯収法・同施行令。確認日は下記の出典欄を参照。

FAQ

よくある質問

CDDとEDDは別のものですか?

別のものというより、深さの違いです。金融庁ガイドラインでは、個々の顧客に着目して調べ、措置を決めて実行する流れ全体を「顧客管理(CDD)」と呼んでいます。そのうち、リスクが高い顧客に対して深く行うものが厳格な顧客管理(EDD)、リスクが低い顧客に対して軽く行うものが簡素な顧客管理(SDD)です。

SDDなら、確認を省略してよいのですか?

省略してよいという意味ではありません。簡素な顧客管理は、調べる範囲・方法・更新頻度などを、リスクに応じて軽くするものです。ガイドラインは、この場合でも、法令等を守ることは当然としています。

EDDを行うのは、どんなときですか?

自らがマネロン・テロ資金供与のリスクが高いと判断した顧客に行います。ガイドラインは、外国PEPsや特定国等に係る取引を行う顧客も含めるとしています。犯収法も、なりすましの疑いがある取引や、イラン・北朝鮮に居住・所在する顧客との取引などで、通常より厳格な確認を求めています。