UNDERGROUND BANKING

地下銀行Underground Banking

一言で

法定の資格を持たない者が、報酬を得て国外への送金を代行する仕組み。実際の資金移動を伴わずに、実質的な送金・支払を請け負う点に特徴がある。国際的には、『ハワラ』など非公式な送金の仕組みと重なります。ただ、登録を受けた資金移動業者などによる正規の送金とは別の、無資格の送金代行です。

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依頼人が国内の口座に入金し、運営者が外国に用意した資金から受取先へ送金する、資金が国境を越えない地下銀行の流れを示した図
依頼人、運営者、外国の受取先の関係と、資金が国境を越えない流れを示した図。

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仕組み国内で入金させ、外国の資金から払い出す

国内で受け取り、外国の資金から送金する。資金は国境を越えない。

手段暗号資産や物品の輸出も使われる

暗号資産を買って外国で売る、物品を貿易を装って輸出して売る手口がある。

着眼点SNSで依頼を受け、他人名義の口座に入金させる

SNSで依頼を受け、架空・他人名義の口座に現金を振り込ませる例がある。

混同しやすい語との違い

資金移動業

資金移動業は資金決済法の登録を受けた送金サービス。地下銀行は法定資格のない者が報酬を得て送金を代行するもの。

ハワラ

ハワラは仲介者間の信用と相殺で国境を越えて送金する非公式な仕組み。日本語では『地下銀行』と訳されることがある。

キャッシュ・クーリエ

現金等を人が携帯して国境を越える手口。地下銀行は、資金を運ばずに外国の資金で払い出す点が違う。

根拠

根拠を見る(出典)

条・項の番号は原文でご確認ください。

実務ではここで迷う

国内の口座に頻繁な入金があり、出金先が外国の口座や暗号資産、物品の輸出に結びつく場合は、地下銀行の関与を疑う場面があります。口座の動きが送金代行に見えるかどうかの見極めが、実務の迷いどころです。

JAFIC年次報告書の読み解き方を読む(noteの記事)→ →

FAQ

よくある質問

地下銀行とはどんな行為ですか?

法定の資格を持たない者が、報酬を得て国外送金を代行する仕組み。その行為は銀行法等に抵触すると、危険度調査書の脚注は説明している。

なぜマネー・ローンダリングに使われますか?

実際の資金移動を伴わずに、実質的な送金・支払を請け負う手口です。国内の他人名義口座などが使われます。犯罪収益を外国へ移す手口の一つとして、危険度調査書が外国との取引の項に挙げています。

関連する用語・一覧・ツール

注意: 本ツールは参考情報です。最終判断はご担当者様ご自身で行ってください。法的アドバイスを提供するものではありません。

この用語ページは意味と位置づけをつかむための辞書です。実務の手順・判断のしかたはnoteの記事で扱っています。