ある銀行が、別の銀行に代わって海外送金や決済のサービスを提供する契約関係のこと。国際送金の基盤になっている一方、相手行の先にいる顧客までは見えにくく、マネー・ローンダリングに利用されるリスクがある。コルレス先の銀行と契約するにあたっては、相手行のAML/CFT態勢を確認するデューデリジェンスを行うことが実務上求められる。
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仕組み銀行同士で送金・決済を代行
自国に拠点のない国への送金等を、現地の銀行と契約して代わりに処理してもらう関係。
リスク相手行の先の顧客が見えにくい
コルレス先の銀行がどんな顧客を抱えているかまでは直接確認できず、相手行の態勢に依存する。
ネスティング第三者の資金が紛れ込む形態
コルレス先の口座を、さらに別の金融機関の顧客が経由して利用する『ネスティング』は、特に注意が必要な形態。
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混同しやすい語との違い
| KYCC(顧客の顧客の把握) | KYCCは、コルレス取引のように顧客のさらに先の取引相手まで把握しようとする考え方。コルレス契約は、その必要が生じる代表的な取引形態の一つ。 |
|---|---|
| ハイリスク国 | ハイリスク国に所在するコルレス先は、それだけで確認を厳格にする対象になりやすいが、両者は別の概念。国のリスクと相手行個別のリスクは分けて評価する。 |
| 制裁スクリーニング | 制裁スクリーニングは個々の取引相手の照合。コルレス契約の相手行の確認は、継続的な取引関係そのものの健全性を見る、より大きな単位の話。 |
実務ではここで迷う
相手行のAML態勢をどこまで詳しく確認すれば十分と言えるかは、相手国の情報開示の水準に左右され、実務でよく悩む点です。ネスティングの有無は相手行からの申告に頼らざるを得ない部分が多く、把握しきれないリスクが残ることも実務上の課題です。
銀行業務のマネロンリスクを読む(noteの記事)→ →FAQ
よくある質問
なぜコルレス契約にリスクがあるのですか?
コルレス先の銀行がどのような顧客を抱えているかを直接確認できず、相手行の態勢に大きく依存してしまうため。そのため契約前後を通じて、相手行の情報開示にどこまで頼れるかが鍵になる。
ネスティングとは何を指しますか?
コルレス先に開設された口座を、さらに別の金融機関の顧客が経由して利用する形態のことを指している。自行から見えない部分がある分、把握しきれないリスクが残りやすい。
コルレス先に対して何を確認すればよいですか?
契約を結ぶにあたって、相手行のAML/CFTに関する態勢を確認するデューデリジェンスを実施することが実務上求められている。
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